軽やかに踊る

備忘録

幸せな結末

 

朗読劇『わたしの幸せな結婚』7/11 昼の部


・始まる直前、紗幕からうっすらとシルエットが浮かび上がって見える瞬間がなんなら舞台で一番好きかもしれない
・桜の映像が素敵
・いろんなことを感じたけれど、最後の感想が「幸次さん;;幸せになってくれ;;」だった
・ほんとに、香耶ちゃんと幸次さん、2人とも幸せじゃない結婚、どうすることもできなくて誰も幸せではなくてただただ辛すぎる
・自分のことを好きでないとわかっている設定入れるのずるいな……何も考えずにただ憎めたらよかったのにな、でもそれでも同情の余地はないなと思ってしまうよ
・幸次さんが香耶を助ける理論が「美世が悲しむ!」なの本当に泣いてしまう……そりゃ他の誰でもなく香耶が悪いし幸次さんが美世を大事にするのは当たり前のことだしそんなことまで幸次さんに求めるのは間違っているのだけれど、辛い
・子に全ての責任はないんだよな……とこれまで全て願いを叶えてきたという香夜の両親を見てあらためて思った、ある意味美世に対する扱いよりも残酷なこと
・尺の問題か原作よりも糖度高めだよね…………わりと中盤からデレていて界人くんの真摯なイケメンボイスは本当の本当にかっこよくてもう結婚して!って感じなのだけれど(?)自分がツンデレイケメンに耐性がないせいでずっとン"〜〜〜〜〜と悶えてた、特に笑顔関連のセリフのパンチの強さよ……配信だったら多分照れちゃって見られてないです
・香耶ちゃんの夫として連れ立って出てくる西山さんとても良
・幸次さん、ただ香耶ちゃんの言いなりになっている弱い人だったらまだ気が楽なのだと思う、でもちゃんと香耶にもお父さんにも言い返している人なんだよな……言い返しているだけとも言うけれど。美世のことを大切に思う気持ちだったら久堂さんにも負けなくて、なんなら久堂さんに出会うよりも前から大切にしていて、でも決して久堂さんにはなれないんだよな。どんなに美世のことを思っていても、そこには救えたか救えなかったかの事実しかなくて、それがただただ切なかった
・麗奈ちゃんすごかった、ファンになってしまう
・可憐で儚くて美世だったなあ
・急に子どもの頃のシーンになるところ、すごかった、あの悲痛な声、ぎゅっと胸が締めつけられて一番感情移入したシーンだったかもしれない。お互いに申し訳ないと思っているお母さんの気持ちも美世の気持ちも優しくて哀しくて辛い
・美世はけっこう囁きというか言葉がこぼれ落ちる、みたいなセリフが多いのだけれど、麗奈ちゃんの話し方がとてもよかった、タ行の響きがめちゃくちゃ好きだなあと思った。響きが楽器みたいだったな
・ほんとにイメージのなかの美世そのものですごくよかったな〜とても素敵だった
・卑屈なセリフがすごくすごく多いのだけれど、麗奈ちゃんの持つ性質や演技に救われていたなと思う
・「しばらくほっておいてください」みたいなセリフ、意外だと思ったしそのセリフに美世の変化が表れているのかもしれないなって思った。これまでの美世だったらそうは言わないんじゃないかなあ、もしくは相手に従おうとするのを上回るくらいの想いをそのときの感じていたのかなって思った
・久堂さんの前で想いを吐露する長台詞、良かったなあ
・カーテンコールの西山さん、ただただ好きでした
・今日も花びらつけてて☺️
・解釈も受け取れることも全部違っているの、面白くて好きだなあ。わたしには感じ取れていないこともきっとたくさんあるけれどそれも楽しい
・わたしには人の心がないから原作1巻の幸次さんの、良く言えば人間味があって悪く言えば現実を見られていなくて傲慢なところにウッとなってしまうのだけれど、そんな幸次さんのこと、少しは好きになれたかもしれないなと思った
・幸治さんってそもそもどういう人のつもりで描かれているのかわかっていないんだよな……続きを読めばわかるのだろうか……美世から見た描写として「
臆病」とは書かれていて、まあ確かにそれはそう
・別の舞台を見ていて、わたしは物語の登場人物に善人であれ悪人であれ己の行為に自覚的であることを望んでしまうんだな……と気づけてスッキリした。そんな完璧な人は存在しないのにな、
よくないね
・台本なるものを久しぶりに手にしたけれど、ここからそれぞれが行間を読んでああやって物語が生まれるんだなって思い出してすごくわくわくした〜一生懐古芸人なのやだな!